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2005年 09月 23日
今日から1週間ほどダンナが海外出張なので、久々の独身気分♪
今日はお天気もまずまずだったので、お気に入りの美術館に行くことにした。 松涛にある戸栗美術館は、昭和62年、美術品を永久的に保存し、 広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に 開館した古陶磁専門の美術館。東洋陶磁器を主な収蔵品としている。 器好きのわたしには、毎日通ってもいい!というくらい毎回内容が興味深いのです。 今回の展示は、「鍋島焼 名品展」 わたしの、母の実家は佐賀県の有田市で昔から有田焼が身近にあったせいか、 焼き物の中でも有田焼に惹かれてしまう。豊臣秀吉の朝鮮出兵から、朝鮮の 陶工を連れてきて、そこから日本独自の陶磁器造りが発展し、ヨーロッパに 渡ったこの陶磁器達はヨーロッパの貴族の人々の憧れの的になる。 そこから、マイセンがヨーロッパで初めて硬質磁器の焼成に成功して ヨーロッパに西洋磁器の文化が華開いた。 まだまだ、勉強を始めたばかりだけれど、知れば知るほど陶磁器の歴史に 惹かれてしまうわたし。 今日の、鍋島も素晴らしかった。鍋島焼きは、鍋島藩の直接的な 保護・管理の下に当時の最高の技術と最高の材料をもって、 特別に誂えられた焼き物で、「日本磁器の最高峰」と呼ばれているのだという。 わたしは、この鍋島や古伊万里の表はもちろんのこと、裏が好き♪ 皿の裏に文様が描いてあるのだが、これがとても可愛い。 一つ一つにこの器を作った陶工の愛情を感じる。 「美は細部に宿る」というのは、ドイツの学者の言葉らしいが 本当にそうだなあと実感してしまう。 少しずつですが、古伊万里コレクションを増やしていくのが わたしの生涯の楽しみなのです。
by hiromin0819
| 2005-09-23 00:23
| 器
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